「発達障害を理解するために2 ~就労支援者のためのハンドブック~」
自閉症、アスペルガー症候群、その他の広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意
欠陥多動性障害(ADHD)等を理解しサポートする上で役に立つマニュアルです。
さまざまな事例が挿し絵で示され読みやすく把握しやすい
課題・原因・支援方法が具体的で分かりやすい
発達障害に対する理解や支援のポイントが明確
「発達障害を理解するために2 ~就労支援者のためのハンドブック~」は、
障害者職業総合センター提供のPDFファイルのマニュアルで、自由に
ダウンロードして参考にすることが出来ます。
このハンドブックでは、発達障害がある方の就労に関係した支援者が、
適切にサポートする上で参考となる知識や支援ノウハウなどが、
挿し絵を交えながら分かりやすく記述されています。
取り上げられている項目としては、「発達障害について」
「発達障害のある方はこんなところで困っている」
「職場への受け入れと定着を促す」「職業生活を支える」
「ナビゲーションブックの活用」「企業の雇用事例」
「発達障害のある方の雇用対策」などが扱われています。
また、発達障害のある方としては、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害(LD)、
その他の広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)などの特性、
二次的傷害や、精神障害者保健福祉手帳について示されています。
他にも、発達障害のある方とかかわる支援者の心得として、「課題」「原因」
「支援方法」が、具体的な事例として「発達障害のある方の困っている事」
「なぜ困っているのか」「問題解決に向けた周囲のかかわり方の成功例」などを
とおして分かりやすく説明されています。
例えば、出勤の際、仕事の指示を聞く際、会話の場面で、仕事が滞ってきた時、
休憩時間の過ごし方、仕事の状況が変化した時、人とのかかわり、
音・におい・光について、仕事の切り上げ方 などが扱われています。
ちなみに、出勤の際に、朝の準備や段取りが苦手、就寝・起床が遅くなり
遅刻する、出社に不安があるケース などにおいて、原因と成功例が
示されていますので、サポートする上で役に立ちます。
動作OS:Windows 7 / Vista / XP
作成者:独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構
派遣労働Q&A
派遣労働についての実際の相談内容や、調査結果、取り巻く実状など、トラブルが
生じたときには具体的にどう対処すればよいのかなどが詳しく説明されています。
東京都産業労働局雇用就業部労働環境課の説明で安心
働く前・登録・面接・契約期間中・後について分かりやすい
派遣労働の相談事例、調査結果や取り巻く現状を記載
「派遣労働Q&A」は、東京都の雇用就業に関する総合WEBサイトが
準備している冊子で、PDFファイルを自由にダウンロードして
参照することが出来ます。
今日、社会情勢の大きな変化や派遣法の改正などにより、年ごとに
派遣労働者は増加の傾向にあるだけでなく、さまざまな職場において
欠くことのできない人材となっています。
それで、現在 既に派遣社員として働いている方や、今後 派遣という
形態で働こうと考えている方のために、身近に起こりうる相談事例や、
派遣労働に関する調査結果、派遣労働を取り巻く現状などを含め、
派遣労働についての冊子が作成されています。
例えば、「Q:派遣で働き始めてから何らかのトラブルが起きたときには、
誰に相談したらよいのでしょうか。あらかじめ相談窓口が分かると
よいのですが。」という質問に対して、
「A:派遣元、派遣先の苦情処理担当者の氏名は、派遣就業を開始する前に、
就業条件明示書で確認することができます。」という説明や、派遣法の条項、
派遣労働者の苦情の内容などが分かりやすく説明されています。
ホームページからダウンロードできるPDFファイル「派遣労働Q&A」では、
以下の内容について取り扱われています。
「派遣で働き始める前に知っておくこと」
Q1 派遣労働とは
Q2 派遣と請負の違い
Q3 派遣労働で働ける仕事とは
Q4 紹介予定派遣とは
「派遣会社に登録する」
Q5 個人情報の保護
Q6 派遣会社への登録
「派遣先が決まるまで」
Q7 事前面接(派遣先が派遣労働者を特定することを目的とする行為)
「派遣労働者として働く」
Q8 契約を結ぶときには
Q9 契約内容と実際の業務が違う
Q10 時間外労働(残業)・休日労働
Q11 年次有給休暇
Q12 給料を払ってもらえない
Q13 母性保護と育児休業・介護休業
Q14 セクシュアルハラスメント
Q15 雇用保険
Q16 社会保険
Q17 労働災害・安全衛生
Q18 所得税・住民税について
「派遣労働の終了」
Q19 契約期間途中の退職
Q20 契約期間中の中途解除
「派遣労働者として働き続けるために」
Q21 苦情は誰にきいてもらえますか
Q22 労働組合の結成・加入
動作OS:Windows 7 / Vista / XP
作成者:東京都産業労働局雇用就業部労働環境課
障害者雇用マニュアル 発達障害者と働く(2012年3月)
アスペルガー症候群、学習障害、ADHDなどの発達障害者の雇用及び職場定着の
推進を目的として、発達障害者雇用ノウハウをコミック版で解説しています。
独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構の説明
コミック版だから読みやすくて分かりやすい
実例と解説により大事なポイントがよく分かる
「障害者雇用マニュアル 発達障害者と働く(2012年3月)」は、独立行政法人
高齢・障害・求職者雇用支援機構 雇用開発推進部雇用開発課によるコミック版の
マニュアルで、発達障害の特性、作業指示の出し方、コミュニケーション上での
留意事項などのさまざまなノウハウについて、事例を紹介しながら分かりやすく
説明されています。
特に、アスペルガー症候群、学習障害、ADHDのある方の雇用事例が紹介され、
発達障害者それぞれに目を向け、どのようなことができ、どのようなことが
苦手なのかを理解して、個別対応の必要性についても示されています。
まず、「基礎編」では、「1発達障害者の特性」「2発達障害者の雇用に関する
データ」が紹介され、「実務編」では、幾つかの事例と解説が、そして、最後に
事例を通じた支援のポイントが紹介されています。
ちなみに、「事例1」では、「会社で優先順位をつけて仕事をすることが苦手で
契約更新できず、就労支援機関におけるサポートにより、自己理解をすすめ、
雇用につながった事例」が示されています。
また、その場合の、「シーン1:発達障害者支援センターの利用」と「解説:
発達障害者を支援する機関」や、「シーン2:地域障害者職業センターの利用」
「シーン3:面接」「シーン4:ジョブコーチ支援による受入れと会社の体制整備」
「解説:職場での支援体制を構築する上でのポイント」について扱われています。
次に、「事例2」では、「抽象的な作業指示が理解できずマニュアル等の配慮で
作業理解が進んだ事例。数字や文字が苦手で配置転換を行うことで、
作業遂行力が向上した事例」が紹介されています。
そして、「シーン1:わかりやすい作業指示」「解説:わかりやすい作業指示と
マニュアル作成」「シーン2:数字や文字に対する苦手意識へのフォロー」
「シーン3:急な作業変更に対するフォロー」「シーン4:安定した作業遂行
について」が示されています。
「事例3」では、「質問や説明することが苦手なため、質問方法や時間を定め、
報・連・相ができるようになった事例。職場でのマナーやコミュニケーション面の
課題に対して、適切な行動を具体的に示すことで支援した事例」が
紹介されています。
そして、「シーン1:言葉による指示の際の配慮」「シーン2:質問や説明する
ことに対するサポート」「シーン3:職場でのマナーや適切な話し方について」
「解説:コミュニケーション上の留意事項、職場のマナーの習得方法」が
扱われています。
「事例4」では、「聴覚の感覚過敏が原因で集中力の低下が見られたため
ノイズキャンセリングヘッドホンを活用した事例」と「シーン1:感覚過敏」
「解説:感覚過敏に対する配慮」が紹介されています。
「事例5」では、「職場でミスを重ねてしまい、自信喪失により不適応を生じたため、
ミスを減らす工夫と外部の相談機関を利用することにより、精神的な安定を
図った事例」「シーン1:仕事にミスが続き自信喪失」「シーン2:相談機関の活用」
「解説:体調管理への配慮、二次障害の防止、フラッシュバック」について
取り上げられています。
最後の、「支援のポイント」では、事例を通じた支援のポイントとして、
基本的な考え方や、採用時の注意事項として、(1)職場の支援体制の構築、
(2)障害特性の理解、(3)支援機関や支援制度の活用や、
採用後の(1)作業指示、(2)コミュニケーション、(3)二次障害の防止 について
紹介されています。
動作OS:Windows 7 / Vista / XP
作成者:高齢・障害・求職者雇用支援機構 雇用開発推進部雇用開発課