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エクセルで垂直形・傾斜形バケットエレベーターの動力・強度計算ができる

バケットエレベータ計算ツール
Microsoft Excelで動作するソフトで、垂直形・傾斜形バケットエレベータの動力、
各部の強度計算を行なうことができます。
 
 
point.gif
 
 
 arrow2.png エクセルでバケットエレベータの計算ができる
 arrow2.png 設計条件や計算値を簡単に印刷可能
 arrow2.png ダイアログの設定条件がすぐに計算結果へ反映
 
 
tokucyo.gif
 
 
「バケットエレベータ計算ツール」は、マイクロソフトエクセル上で
動作するシェアウェアで、垂直形・傾斜形バケットエレベータの動力、
チェン、軸径の計算などを簡単に行なうことができます。
 
なお、本ツールは試用版につき、ライセンスキーを入力するまでは
一部の機能に制限があります。
 
基本的な機能として、タスクとシートが準備され、目的とする項目を選択して
利用することができます。
 
まず、タスクとしては、「動力計算、チェン駆動、直結駆動、軸径」などの
項目が準備されています。
 
また、シートでは、「動力_計算書、チェン駆動_計算書、直結駆動_計算書、
直結駆動_計算書、軸径_計算書、許容応力、バケット寸法、摩擦係数、
粉粒体の密度、チェン補正係数、ヘルプ」などの項目が準備されています。
 
ちなみに、「動力_計算書」では、「設計条件、主務チェン、運搬物、バケット、
所要動力」などの設定ダイアログと、以下のエクセルシートの項目や計算式が
表示されます。
 
「運搬能力」
 Q=qb*S*γ*η*60/p=0.0177*30*1.6*0.7*60/0.3=118.94[t/hr] > 100[t/hr]
 
「主務チェン張力」
 T1=(Wc+W/n)*{L*f1+(H+H0)}+C
  =(467.13+454.611/2)*{3*0.16+(30+9.41)}+500=28201[N]
 T2=Wc*H+C=467.13*30+500=14513.9[N]
 T3=(Wc+W/n)*H0+C=(467.13+454.611/2)*9.41+500=7034.6[N]
 T4=C=500[N]
 
 条件として、
  Wc=運搬物以外の運動部分の重量=g*{gc+ga/p+gb/(n*p)}
   =g*{23+2.4/0.3+10/(2*0.3)}=467.13[N/m]
  f1=チェンとガイドレールとの摩擦係数=0.16
  gc=チェン1m当たり質量=23[kg/m]
  gb=バケット質量=10[kg/個]
  ga=アタッチメント付加質量=2.4[kg/個]
  W=運搬物1m当たり重量=g*16.7*Q/36=g*16.7*118.94/36=454.611[N/m]
  H0=負荷箱内の動力損失=12*Df=12*0.784=9.41[m]
  C=緊張装置による張力=500[N]
  Df=下部スプロケット径=0.784[m]
 
「主務チェンの選定」
 安全率 cSf=Fa*1000/(T1*Kv)=476000/(28201*1.4)=12.1
 
 条件として、
  Kv=速度係数=1.4
  Fa=チェンの平均引張強さ=476000[N]
  チェン形式=RFコンベヤチェン_RF36300
  チェンピッチ=300[mm]
  n=チェン条数=2
 
「動力」
 L=Sf*W*(H+H0)*S/(ηm*60000)=
  1.25*454.611*(30+9.41)*30/(0.85*60000)=13.174[kW] < 15[kW]
 
 条件として、
  ηm=機械効率=0.85
  Sf=サービスファクタ=1.25
  W=運搬物1m当たり重量=454.611[N/m]
  H=揚程=30[m]
  S=バケット速度=30[m/min]
  H0=負荷箱内の動力損失=12*Df=12*0.784=9.41[m]
 
 
 
kankyo.gif
 
 
動作OS:Windows 8 / 7 / Vista / XP (Microsoft Excel 2000 以上)
作成者:山下 勝市
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