ゲージR&R
製造分野における測定の有効性を検証する際に一般的に用いられている方法の
「Gage R&R」を簡単に利用することができる無料のソフトです。
「Gage R&R」の計算が無料で簡単にできる
分散分析ANOVA法(analysis of variance)による計算
測定値の分布状況も確認できる
「ゲージR&R」は、測定の信頼性を検証する上で一般的な解析手法として
知られている「Gage Repeatability and Reproducibility」の計算をする
フリーソフトです。
基本的な機能としては、「GR&R計算結果」欄にて、
「変動要因・値・対総変動(%)・対公差(%)」の項目と、
「反復性(測定器変動)」「再現性(作業者変動)」「交互作用
(作業者×部品)」「ゲージR&R」「部品変動」「総変動」などの
変動要因の欄が準備されています。
また、「分散分析表」欄では、
「変動要因・平方和・自由度・分散・分散比F・P値・F値(5&)」の項目と、
「作業者」「部品」「作業者×部品」「ゲージ(誤差)」「合計」などの
変動要因の項目が準備されています。
使い方は簡単で、測定条件ダイアログにて、「部品数」「作業者数」
「繰返し測定回数」を入力します。
そうすると、リスト部分の「作業者・部品・測定回」欄にデータが
自動的に入力されますから、該当する箇所の「測定値」へデータを
入力していきます。
次に、対公差の値が必要な場合に「公差」欄に公差を入力します。
その後、「GR&R計算」ボタンのクリックで計算されます。
他にも、「測定値の分布」にて、測定値の分布状況をグラフで
確認することができます。
動作OS:Windows 7 / Vista / XP
作成者:saekit
Leafareacounter Plus(リーフエリアカウンター プラス)
デジカメで撮影した写真の中の品物や、地図などのさまざまな長さ・距離・
面積・角度などを簡単に測定することができる無料のソフトです。
画像の中のいろいろなデータを簡単に測定できる
地図・科学・工学・教育などのさまざまな分野で応用可能
使い方は簡単で、基準の長さを選択し対象物を選ぶだけ
「Leafareacounter Plus(リーフエリアカウンター プラス)」は、
デジタルカメラで撮影した写真の中の対象物や建物、地図などのさまざまな
長さ・距離・面積・角度などを簡単に測定するフリーソフトです。
例えば、地図上の目的地までの距離、土地や敷地や建築物の面積、また、
図面データの長さや面積、さらに、デジタルカメラで撮影した対象物の
長さや幅などを、だいたいの目分量ではなくキチンと測定したいと
思ったことはありませんか?
そのようなときに、画面に定規をあてて”縦何センチ””横何センチ”だから
面積は・・・というふうに計算したことはありませんか?
そういう場面で役に立つのが本ソフトで、このツールを利用すると
画面上でいろいろな距離を手軽に測ることができますのでとても便利です。
基本的な機能としては、「(1)基準線分を選択」「基準の長さ」
「(2)測定」「面積(mm2)(pix)」「画像の輪郭に吸着」
「角度を表示」「スクリーン表示を測定」「結果をコピー」などの
項目が準備されています。
使い方は簡単で、1.基準とする長さを選択します。
続いて、2.測定対象物を囲みます。
そうすると、線で囲まれた面積と赤線の長さが計算されます。
本ツールに慣れてくると、色んな物を測ってみたくなるかもしれませんが、
注意点として、写真の中には基準とするもの、つまり、あらかじめ長さが
分かっている品物が必要となります。
動作OS:Windows 7 / Vista / XP
作成者:島田 葵
JIS平行キーの選定と強度チェック
マイクロソフトエクセル上で動作するフリーソフトで、軸径/駆動トルク/
キー・ボス長さ/ボス径の入力で、面圧・せん断力・引張応力を計算できます。
エクセルでキー面圧・せん断応力・引張応力を計算できる
キー寸法やJISによる軸の直径データを参照できる
データ入力時のコメント表示や計算結果の色表示が親切
「JIS平行キーの選定と強度チェック」は、Microsoft Excelで動作する
無料のソフトで、軸径/駆動トルク/キー・ボス長さ/ボス径を入力すると
キーの面圧、キーせん断力、ボス最小肉厚部の引張応力を簡単に
計算することができます。
まず、エクセルシートでは、「計算」「取扱説明書」「キーの寸法」「軸の直径」
「ソート用テーブル」などの項目が準備されています。
使い方は簡単で、「計算」シートの鎖線下線が示すところに準備された
データ入力部分に、「軸径(mm)」「伝達トルク(kg-m)」「キー(ボス)
長さ(mm)」「ボス径(mm)」のデータを入力すると算出されます。
また、計算欄には、「軸側みぞ深さ」「ボス側みぞ深さ」「軸側接触高さ」
「ボス側接触高さ」「ボス最小肉厚」「最小肉厚平均半径」「接線力」の欄があり、
それぞれの計算データを見ることができますし、
「キー面圧」「キーせん断応力」「ボス最小肉厚部引張応力」の計算結果を
見ることができます。
他にも、データを入力する際に、不適切なデータを入力すると、朱書きで
「ボス経が小さいです」などのメッセージが表示されます。
さらに、指定されている鋼製キー又は鋼製ボスの場合の許容面圧を超えた場合、
キーの面圧とボス最小肉厚部の引張応力は赤色表示となりますし、
キーの許容せん断応力を超えた場合、キーせん断応力が赤色表示となりますので
データを判断するのに便利です。
動作OS:Windows 8 / 7 / Vista / XP
作成者:機械屋